100年見つめてきました

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100年見つめてきました

ヒャクネンミツメテキマシタ

奈良県生駒市の生駒山上遊園地の遊具「飛行塔」が話す歴史ファンタジー!
標高642メートルの生駒山から見続けた昭和4年から戦時中、令和までの、歴史童話。

飛行塔は、子どもたちを空の世界へと誘う楽しい遊具として、昭和4年に生まれました。
戦争中は、飛行機部分をもぎとられ「金属回収」されてしまいます。明石空襲、大阪空襲を目の前で見て「戦争とは何か」を考え、
その後、高度経済成長期の変わる日本を見届け、令和の子どもたちにあたたかい声をかけます。

長い年月の間、高い山のてっぺんから、いろんなものを見てきた、
現存する最古の遊具である飛行塔のお話。

●巻末に、年表や語句説明もあり、「戦争を伝える」ためにもぜひご覧頂きたいです。

●発売前から書店員さん、司書さんから評判です!

「被害者」「加害者」ではなく、「第三者視点」で描かれる戦争童話は、
子どもたちに客観的に戦争について考える力を与えてくれます。
──紀伊國屋書店横浜店 花田優子

「平和がいかに大切か。争いのない世の中がどれだけ尊いものか。稼働する最古の大型遊具が見つめた、戦前、戦中、戦後。
その歩みをユニークな手法で伝えるやさしくてせつない物語。幅広い世代に手に取って欲しいです!」
──NetGalley先読み読者


ⒸMariko Yoshino/Kazuo Kawakami

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書誌情報

紙版

発売日

2023年11月15日

ISBN

9784065324585

判型

A5

価格

定価:1,595円(本体1,450円)

ページ数

128ページ

シリーズ

わくわくライブラリー

電子版

発売日

2023年11月13日

JDCN

06A0000000000726268E

著者紹介

作: 吉野 万理子(ヨシノ マリコ)

神奈川県出身。作家、脚本家。2005年、『秋の大三角』(新潮社)で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。児童書の作品に、『チームふたり』をはじめとする「チーム」シリーズ(学研プラス)や、『おはなしSDGs 陸の豊かさも守ろう 海をこえて虫フレンズ』、『おはなしサイエンス バイオミメティクス(生物模倣技術)マンボウ、空を飛ぶ』、『強制終了、いつか再起動』(以上、講談社)、『5年1組ひみつだよ』(静山社)などがある。2012年『劇団6年2組』、2015年『ひみつの校庭』(ともに学研プラス)で、うつのみやこども賞を二度受賞。

絵: 川上 和生(カワカミ カズオ)

北海道生まれ。北海道デザイナー専門学院卒。デザイン会社勤務を経て、1986年からフリー。やわらかい線と温かみのある色彩で、その場の空気感まで丁寧に表現された作品世界は、子どもから大人まで幅広く親しまれている。教科書や雑誌の挿絵のほか、絵本に『山のごちそう どんぐりの木』(ゆのきようこ・文/理論社)、『やまなし』(宮沢賢治・作/ミキハウス)などがある。絵本『ながいながい骨の旅』(文・松田素子)で2019年度児童福祉文化賞受賞。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。

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