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波あとが白く輝いている
ナミアトガシロクカガヤイテイル
- 著: 蒼沼 洋人
第63回講談社児童文学新人賞佳作入選作、待望の書籍化!
亡き母が愛した、海光祭を復活させたい!
三船七海は海光小学校の6年生。1歳の時、東日本大震災で母と祖母を亡くし、祖父と母の妹・汐里さんと暮らしている。ほとんど母の記憶のない七海だったが、母の同級生から、母が熱心に取り組んでいた海光祭のことを聞く。それは地域の人たちの協力を得ながら作り上げる、海光小の大イベントだったが、震災後はとだえ、開催されていなかった――。
震災から10年が経ち、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、七海の新しい挑戦がはじまる!
東日本大震災遺児の喪失と再生の物語。巨大すぎる現実に創作で立ち向かう作者の勇気とそれを支える筆力に敬服した。
――児童文学作家・安東みきえ(講談社児童文学新人賞選考委員)
ⒸYouto Aonuma
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書誌情報
紙版
発売日
2023年08月31日
ISBN
9784065325773
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
272ページ
電子版
発売日
2023年08月30日
JDCN
06A0000000000693157T
初出
本書は、第63回講談社児童文学新人賞佳作入選作に加筆・修正したものです。
著者紹介
1980年、北海道稚内市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2008年、第6回北日本児童文学賞で優秀賞を受賞。14年、「さくらいろの季節」で第4回ポプラズッコケ文学新人賞大賞を受賞、同作でデビュー。22年、「波あとが白く輝いている」で第63回講談社児童文学新人賞佳作入選。