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ハツカネズミと人間
ハツカネズミトニンゲン
- 著: ジョン・スタインベック ,
- 訳: 齊藤 昇

いつか自分たちの土地を持ち、
ニワトリやウサギを飼い、
土地からとれる極上のものを食べて暮らす──。
しっかり者のジョージと怪力のレニーは小さな夢をもっていた。
自然豊かな一九三〇年代のカリフォルニア。
貧しい渡り労働者の、苛酷な日常と無垢な心の絆を描く、
哀しくも愛おしい名作が新訳で登場!
ⒸNoboru Saito
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書誌情報
紙版
発売日
2023年09月15日
ISBN
9784065327319
判型
A6
価格
定価:682円(本体620円)
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2023年09月15日
JDCN
06A0000000000704726M
著者紹介
アメリカの小説家・劇作家。 1902年カリフォルニア州中部のモントレー郡サリナスに生まれる。1920年にスタンフォード大学に入学して英文学を学ぶかたわら、海洋生物学にも関心を示したが中途退学。その後、本格的な作家を目指してニューヨークに進出。だが、大恐慌の株暴落前夜の不況の煽りを受けて、結局、自身も疲弊しカリフォルニアに帰郷。1929年に処女作『黄金の盃』を出版。1934年には短編小説「殺人」が『ノース・アメリカン・レヴュー』4月号に掲載され、これにより「О・ヘンリー賞」を受賞する。1935年に『トーティラ・フラット』を出版。1937年に『ハツカネズミと人間』を出版する。1939年、大作『怒りの葡萄』出版。また20世紀フォックスからの依頼に応じて、アルフレッド・ヒッチコックの映画『救助艇』のシナリオも書いた。1952年、長編小説『エデンの東』を出版。1957年には国際ペン大会で来日を果たしている。1962年にノーベル文学賞受賞。1968年没。
立正大学文学部教授 (文学博士)。主な著書に『ワシントン・アーヴィングとその時代』(本の友社)、『「最後の一葉」はこうして生まれた――О・ヘンリーの知られざる生涯』(角川学芸ブックス)、『ユーモア・ウィット・ペーソス 短編小説の名手О・ヘンリー』(NHK出版)、『そしてワシントン・アーヴィングは伝説になった-<アメリカ・ロマン派>の栄光』(彩流社)など。主な訳書には『わが旧牧師館への小径』(平凡社ライブラリー)、『ウォルター・スコット邸訪問記』(岩波文庫)、『ブレイスブリッジ邸』(岩波文庫)、『スケッチ・ブック(上)・(下)』(岩波文庫)、『アルハンブラ物語』(光文社古典新訳文庫)などがある。