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黛家の兄弟
マユズミケノキョウダイ
- 著: 砂原 浩太朗

第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、
陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。
道は違えど、思いはひとつ。
政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。
『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。
神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、
道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、
大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そのさなか、
黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。
令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!
~「神山藩シリーズ」とは~
架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。
それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された
世界観で物語が紡がれる。
ⒸKoutaro Sunahara 2023
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書誌情報
紙版
発売日
2023年12月15日
ISBN
9784065331767
判型
A6
価格
定価:1,001円(本体910円)
ページ数
464ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2023年12月15日
JDCN
06A0000000000740596X
初出
本書は2022年1月に、小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1969年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者となる。2016年「いのちがけ」で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。2021年『高瀬庄左衛門御留書』で第34回山本周五郎賞、第165回直木賞の候補。さらに同作で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞、「本の雑誌」2021年上半期ベスト10第1位に選出された。2022年『黛家の兄弟』(本書)で愛35回山本周五郎賞を受賞した。他の著書に『いのちがけ 加賀百万石の礎』『霜月記』『藩邸差配役日日控』など。共著に『決戦!桶狭間』『決戦!設楽原』や歴史コラム集『逆転の戦国史』がある。