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瀬越家殺人事件
セゴエケサツジンジケン
- 著・イラスト: 竹本 健治

これまで僕は自分の書いたものを奇書と思ったことはないのだが、今回ばかりは堂々と奇書を自任してもいいかもしれない。
ーーあとがきより。
「このミステリーがすごい」第1位に輝いた『涙香迷宮』の衝撃、再び! ひらがな四十八文字を重複なく使い一首に仕上げるいろは歌で、四十八のシーンを描き切った超絶技巧の書。挿絵もすべて竹本健治先生の手による、ミステリーファン垂涎のアートブックが完成しました。
断崖絶壁を背にした屋敷に住むのは、瀬越萬堂(せごえ・まんどう)と三人の娘、使用人たち。そこに招かれしは、探偵の納谷治楼(なや・ぢろう)。姉妹を誘拐するという予告が壁に殴り書きされた満堂から、犯人を突き止めてほしいという依頼だった。屋敷から発見される白骨、秘められた過去。事件の先にあるものは何なのか……。
ⒸKenji Takemoto
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目次
前奏
第一の事件
第二の事件
解決
書誌情報
紙版
発売日
2023年11月08日
ISBN
9784065337004
判型
四六変型
価格
定価:3,850円(本体3,500円)
ページ数
48ページ
電子版
発売日
2023年11月07日
JDCN
06A0000000000719789Y
著者紹介
著・イラスト: 竹本 健治(タケモト ケンジ)
1954年兵庫県生まれ。 大学在学中にデビュー作『匣の中の失楽』を伝説の探偵小説専門誌「幻影城」に連載し、1978年に幻影城より刊行。日本のミステリ界に衝撃を与えた。 以来、ミステリ・SF・ホラーと幅広く活躍し、ファンから熱狂的支持を受けている。 また天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたミステリ長編『涙香迷宮』で「このミステリーがすごい!」2017年版国内編第1位、第17回本格ミステリ大賞に輝く。近著に『話を戻そう』がある。