起終点駅

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電子あり

起終点駅

ターミナル

講談社文庫

終点はやがて、始まりの場所となる――。人生の終わりに向かう男女が、果ての街で出会い、分かち合ったものは。直木作家の代表作!

愛する女性を失い、己を罰するように生きてきた鷲田完治。国選弁護人として静かに暮らす彼の前に、弁護を担当した椎名敦子が現れる。ある人を捜してほしいという。個人の依頼は受けないはずだったが、寄る辺のない彼女の人生を知り、やがて完治の心は動き始める(表題作「起終点駅」)。北海道に生きる人々の孤独と光を描いた名篇集。

解説は本屋大賞作家・町田そのこ氏!

24年5月から桜木紫乃、4作連続刊行! 第一弾『凍原』、第二弾『氷の轍』に続き、本作『起終点駅 ターミナル』、8月『霧』と続きます。


ⒸShino Sakuragi

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目次

かたちないもの
海鳥の行方
起終点駅 ターミナル
スクラップ・ロード
たたかいやぶれて咲けよ
潮風(かぜ)の家

書誌情報

紙版

発売日

2024年07月12日

ISBN

9784065337851

判型

A6

価格

定価:748円(本体680円)

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2024年07月12日

JDCN

06A0000000000803988J

初出

この作品は2015年3月に小学館文庫より刊行された『起終点駅(ターミナル)』を加筆修正したものです。

著者紹介

著: 桜木 紫乃(サクラギ シノ)

1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞し、2007年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。2013年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞、2020年『家族じまい』で中央公論文芸賞を受賞。ほかの著書に『凍原』『硝子の葦』『霧(ウラル)』『裸の華』『氷の轍』『ふたりぐらし』『緋の河』『ヒロイン』『谷から来た女』など。

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