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魂の歌が聞こえるか
タマシイノウタガキコエルカ
- 著: 真保 裕一

「素晴らしい歌を世に送り出せ!」
新人バンドのデビューに奔走するレコード会社。契約を勝ち取り、狙うはアニメの主題歌。次々と難題がふりかかり、予想外の事態に。
え……? 彼らは何かを隠してる!
迫真の音楽業界ミステリ
「我々はアーティストを裏から支える役回りだ」
「耳ってのは脳と直結してる。音を聴くんじゃない。脳で読み取れ」
「才能はあっても、芽の出なかった者が死屍累々の業界だからね」
「アーティストを知るのは初歩。血肉になるまで一緒に歌いあげろ」
扱いづらいベテランを売りこみ 社内外の駆け引きにも惑わされる。新人の才能を見出した若き社員が業界の荒波に立ち向かう!
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書誌情報
紙版
発売日
2024年03月27日
ISBN
9784065349441
判型
四六変型
価格
定価:2,145円(本体1,950円)
ページ数
352ページ
初出
本作は学芸通信社の配信により、陸奥新報、千葉日報、苫小牧民報、上越タイムス、三陸新報、東海愛知新聞、留萌新聞の各紙に2022年6月~2024年1月の期間、順次掲載されたものを加筆修正の上、単行本化しました。連載時のタイトルは「魂の歌を」でしたが、単行本化に際し当初考えていたタイトルに戻しました。
著者紹介
1961年東京都生まれ。91年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。96年『ホワイトアウト』で第17回吉川英治文学新人賞、97年『奪取』で第10回山本周五郎賞、第50回日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で第25回新田次郎文学賞を受賞。近著『百鬼大乱』『英雄』『真・慶安太平記』『シークレット・エクスプレス』『ダーク・ブルー』のほか「行こう!」シリーズ、小役人シリーズなど著書多数。