見えるもの 見えないもの 翔の四季 春

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電子あり

見えるもの 見えないもの 翔の四季 春

ミエルモノミエナイモノショウノシキハル

――ときおり翔の耳に「遅れて」届くようになった音は、世界の思いもかけぬ側面をあらわにしてくれます。そしてその音は、しばしば翔の心を波立たせるのです。
大阪大学大学院人文学研究科 准教授 林千宏氏、絶賛!!

『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ、「おばけずかん」シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第四作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。

同級生の鞍森杏(くらもりあん)は、恨んだ人間の体調を崩す、危険な力を持っている。でもそれは翔と杏だけの秘密だ。
力をコントロールできず悩んだ杏は学校に来なくなってしまった。
同じ時期に、街で「首なし女」が出ているという都市伝説を知り合いのジャーナリスト・木村啓介が調べているという情報を得る。
翔は、杏をはじめ、ジャーナリストの木村啓介、陰で花子さんと呼ばれている知里、涼とのやりとりのあいだで、「見えるもの」と「見えないもの」にも思いをめぐらせる。


ⒸHiroshi Saito

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書誌情報

紙版

発売日

2024年04月25日

ISBN

9784065352038

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

192ページ

電子版

発売日

2024年04月24日

JDCN

06A0000000000771758V

著者紹介

作: 斉藤 洋(サイトウ ヒロシ)

東京都生まれ。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞。本作品は、『かげろうのむこうで 翔の四季 夏』『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』『こえてくる者たち 翔の四季 冬』に続く、「翔の四季」シリーズの4巻目となる。

絵: いとう あつき(イトウ アツキ)

1990年生まれ。文教大学教育学部卒業後、保育士としての勤務を経て、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。イラストを手掛けた作品に『26文字のラブレター』『春は馬車に乗って』などがある。

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