サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

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サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語

サピエンスゼンシセキツイドウブツノシンカカラジンルイニイタル5オクネンノモノガタリ

ブルーバックス

 約5億年前に脊椎動物が誕生し、それ以来生命は様々に分化し多様化して現在に至り、我々ホモ・サピエンスは何十万種もいる種のたった一つである。様々に枝分かれを繰り返すなかで、たった一本の道筋がホモ・サピエンスへとつながっているのだ。
 本書では、サカナの仲間から始まった脊椎動物の先祖が、どのように体を変え、新しい特徴と能力を手に入れ、サピエンスへ近づいてきたのかをつぶさに見ていく。これまでの生命史にはなかった画期的な視点で、およそ70の特徴に焦点を当てた、姿形のまったく違う祖先から人類への大進化史!
 
主な内容
●序章 最初からもっていた「眼」
●黎明の章 すべてが陸続きの時代/二つの肺の獲得で陸を目指す/耐乾燥卵で内陸に進出/爬虫類と分かれる/単弓類の進化/史上最大の大量絶滅
●雌伏の章 毛をもつ/哺乳類の登場/聴覚の発達/子を産み、育てる/有胎盤類式繁殖法はいつから?/再び絶滅の危機
●躍進の章 哺乳類時代の始まり/脳より先に体を大きくする/長い妊娠期間と大きな胎児/アフリカの仲間と分かれる/ローラシアの仲間と分かれる/森林での進化
●人類の章 真の「猿の惑星」/森から平野へ/尾の消失と二足歩行/氷河時代の始まり/サピエンス以前のホモ属/サピエンスと生きたホモ属


Ⓒ土屋健・木村由莉

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書誌情報

紙版

発売日

2024年03月21日

ISBN

9784065352502

判型

新書

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

通巻番号

2255

ページ数

256ページ

シリーズ

ブルーバックス

電子版

発売日

2024年03月20日

JDCN

06A0000000000764774G

著者紹介

著: 土屋 健(ツチヤ ケン)

土屋 健 オフィス・ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。近著に『機能獲得の進化史』(みすず書房)、『地球生命 水際の興亡史』(技術評論社)、『恋する化石 「男」と「女」の古生物学』(ブックマン社)など多数。

監: 木村 由莉(キムラ ユリ)

国立科学博物館地学研究部研究主幹、日本古生物学会評議員。専門は陸棲哺乳類化石の研究。特に小型哺乳類の進化史と古生態。著書に『もがいて、もがいて、古生物学者!!』(ブックマン社)、『恐竜がもっと好きになる化石の話』(岩波書店)など。

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