トウモロコシの おもいで

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トウモロコシの おもいで

トウモロコシノオモイデ

講談社の絵本

*2025「えほん50」(全国学校図書館協議会絵本委員会選定)


中国の心あたたまる絵本を『食堂かたつむり』『ツバキ文具店』の小川糸が翻訳。


「だいじょうぶ。あなたのことを、わすれたりするもんですか」

いまはもう、いろいろなことを忘れてしまったやさしいおばあちゃん。
けれども、わたしは、おばあちゃんとトウモロコシをとりに行った、あの日をわすれない。


祖母を慕う少女の気持ち、孫を思う祖母の気持ち。国をこえて、人間はみな同じです。

大好きだった祖母、そして、今では認知症ですべてのことを忘れてしまった祖母との思い出をファンタジックに描いたこの作品で、イラストレーターの早秋丸さんは新人賞を受賞し、絵本作家デビューしました。

夏のトウモロコシ畑の上に広がる青い空。
少女と祖母の上を飛んでいく幻想的なチョウたち。
畑から二人で帰る道をつつむ、いなか町の夕暮れの色。

何度もページをめくりたくなる美しい絵に、中国でも人気の作家・小川糸さんが美しい日本語訳をつけてお届けします。

*中国接力出版社と講談社の交流30周年記念企画
*ひとりで読むなら小学校低学年から 


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書誌情報

紙版

発売日

2024年06月20日

ISBN

9784065357743

判型

AB

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

32ページ

シリーズ

講談社の翻訳絵本

著者紹介

作: 早秋 丸(ザオチウ ワン)

早秋 丸(ザオチウ ワン) 絵本作家、イラストレーター。大学では広告学を専攻。在学中から独学でイラストの製作を始める。2021年に自らの祖母との思い出を描いた本作『QU BAI YUMI DE XIAWU(The Afternoon We Went to Pick Corns)』で接力出版社の絵本新人賞を受賞し、絵本作家デビュー。

訳: 小川 糸(オガワ イト)

小川 糸(おがわ いと) 作家。1973年生まれ。
デビュー作 『食堂かたつむり』(2008年)以来30冊以上の本を出版。
作品は英語、韓国語、中国語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、イタリア語など様々な言語に翻訳され、様々な国で出版されている。
『食堂かたつむり』は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞した。
またこの作品は、2010年に映画化され、2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』、2021年には『ライオンのおやつ』がNHKでテレビドラマ化された。
『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』そして『ライオンのおやつ』は、日本全国の書店員が主催する「本屋大賞」候補となった。
最新作は、『椿ノ恋文』(幻冬舎)。


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