命日 六つの愛の物語 

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電子あり

命日 六つの愛の物語 

メイニチムッツノアイノモノガタリ

文芸(単行本)

愛に生き、愛を描いた99年の生涯が結晶した最後の小説集。作家・瀬戸内寂聴が最晩年まで書き続けた、単行本初収録の珠玉作6篇。
●「見るな」…夫の教え子と恋に落ちた私が、椎林の中で出遭ったのは――。97歳の胸中に蘇る、波乱の愛の記憶。
●「ぜんとるまん」…「この女となら死ねる」。出版社の営業部員として実直に生きてきた男は、会議に遅刻した朝、不思議な女性と出会う。
●「燐寸抄」…男がさしだした一本の煙草。私の運命がその夜から軌道を外していくことに、二人とも気づいていなかった。


ⒸJakucho Setouchi

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目次

「見るな」
「ぜんとるまん」 
「麋角解」  
「燐寸抄」 
「命日」   
「その日まで」

書誌情報

紙版

発売日

2024年06月27日

ISBN

9784065358092

判型

四六変型

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

144ページ

電子版

発売日

2024年06月26日

JDCN

06A0000000000783984K

初出

「群像」|「見るな」…2020年1月号、「ぜんとるまん」…2000年1月号、「麋角解」…2018年1月号(『掌篇歳時記 春夏』2019年4月刊所収)、「燐寸抄」…2006年10月号、「命日」…2019年1月号、「その日まで」2021年10月号。

著者紹介

著: 瀬戸内 寂聴(セトウチ ジャクチョウ)

瀬戸内 寂聴 (せとうち・じゃくちょう) 1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。’57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。’92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。’98年『源氏物語』現代語訳を完訳。’06年、文化勲章受章。近著に『死に支度』『いのち』『97歳の悩み相談 17歳の特別教室』『寂聴 残された日々』『その日まで』『あこがれ』など。2021年11月9日逝去。

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