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「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? 移住の理想と現実
チイキオコシキョウリョクタイハナニヲオコシテイルノカイジュウノリソウトゲンジツ
- 著: 田口 太郎

移住者と地域住民がタッグを組んで、地域をおこすために必要なことは?
近年SNSでの炎上でニュースになることも少なくない「地域おこし協力隊」。都市部の住民が地方に移住し地域協力活動に従事するこの取り組みにおいて、地域住民と協力隊員のあいだでトラブルが多発しています。もちろん問題ばかりではなく各地で活躍する事例は多いことから、政府は2026年までに協力隊員を1万人に増やすという目標を掲げています。どうしたら急拡大している地域おこし協力隊を本当に地域のための制度として活用することができるのか。そもそも地域おこしって何を“おこす”のか? この制度に詳しく、協力隊員向け研修プログラムの企画・実施をしてきた著者が、都市と地方の両視点から語ります。
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 地域おこし協力隊はなぜ炎上してしまうのか
第2章 地域おこし協力隊とは その背景と制度「人的支援」の系譜
第3章 なぜ協力隊にばかり注目が集まるのか? 急拡大する地域おこし協力隊
第4章 協力隊は、何をおこすのか? 「地域振興」を再考する
第5章 地域自治の再生と人的支援の考え方 人的支援がもたらす影響の大きさ
おわりに
ⒸTaro Taguchi
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書誌情報
紙版
発売日
2024年06月19日
ISBN
9784065360286
判型
新書
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
通巻番号
299
ページ数
224ページ
シリーズ
星海社新書
電子版
発売日
2024年06月18日
JDCN
06A0000000000805223K
著者紹介
徳島大学大学院教授。1976年神奈川県生まれ。早稲田大学建築学科、同大学院修了。博士(工学)。小田原市政策総合研究所特定研究員、早稲田大学建築学科助手、新潟工科大学建築学科准教授、徳島大学准教授を経て現職。専門は都市計画・まちづくり。総務省「これからの移住・交流施策のあり方に関する検討会」構成員、内閣府「地方創生推進交付金のあり方に関する検討会」委員、農水省「長期的な土地利用の在り方に関する検討会」委員などを歴任。自身も徳島県下の小規模集落に移住し生活している。主な著書に「中越地震から3800日」(ぎょうせい)、「住み継がれる集落をつくる」(学芸出版社)、「地域おこし協力隊 10年の挑戦」(農文協)などがある。