山の学校 キツネのとしょいいん

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山の学校 キツネのとしょいいん

ヤマノガッコウキツネノトショイイン

としょいいんは、かし出しカードについているバーコードを、ピッとよみとります。

ある日キツネの子が、その、ことりの声みたいな「ピッ」をやってみたいとやってきて……



山のふもとの全校生徒18人のえのき小学校のししょのかえでさんと子どもたちとキツネのリン君の心温まるお話。

高橋和枝さんのかわいい挿絵がすべての見開きに入っています。


*小学校初級から(1年生からひとりで読める)


<レビューから>

・とってもステキでかわいらしいお話。窓から耳だけ、手だけだしている絵のたくみさ、そしてちゃんと手足をふいてもらって中に入るところの丁寧さ、子どもたち、先生たちの心豊かさにしびれました! 最後の流れに大満足。高橋さんのイラストの素晴らしさといったら!

・絵本から童話に移行する子どもたちにとってもオススメ。図書館を使う子どもたちが「わかる! わかる!」と情景を浮かべられる内容。

・読み聞かせをしてあげたい本に出会う事ができた。

・心が温かくなる。かえでさんのように優しい司書になりたい。

・この秋、図書館の人気をひとり占めしそう。各館1冊では争奪戦必至ですね。

・読みやすい分量ながら、続きはどうなるんだろう? と思わせる展開。読書の入り口に立った小学生の子に、絵本から本格的な活字のよみものへの橋渡しとして手渡したくなる。この本が多くの子の読書の扉を開いてくれますように。

・図書委員になりたい子の中には、結構な割合で「ピッ」てしたいのが理由…という子が居ますよ。このキツネちゃんはピッの音が小鳥に似ているからなんて! そんな事、考えたことなかったよ。

・図書館の魅力が存分に。みんな図書館に行きたくなるだろうなと思う。

・子どもたちとリンくんが再会したとき、それぞれの図書館で勉強したことを教え合えることが出来たらとても楽しい時間になるでしょう。

・小学校低学年に。読みやすくて、本や図書室にも親しみがもてる良書。大人が読んでも癒されます。続編もあるといいな。

・司書さんも、図書委員の子もかわいくステキ。優しい気持ちにしてくれる。

・穏やかで温かさに満ちていて素敵。絵もかわいく癒された。短い中にも出会いと別れがあって、でもこれからも仲良しで続いていくんだなと思わせる。

・あるべき姿に戻っていくところがよかった。

・やさしさとあたたかさが絵柄にも文章にも。ただかわいい、やさしい気持ちになる、というだけではなく、豊かなつながりが絆を生み、いい循環を生み出していくことを教えてくれる。


ⒸKamo Ashihara/Kazue Takahashi

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2024年11月20日

ISBN

9784065360583

判型

A5

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

96ページ

シリーズ

わくわくライブラリー

電子版

発売日

2024年12月06日

JDCN

06A0000000000845773J

著者紹介

作: 葦原 かも(アシハラ カモ)

葦原かも(あしはら かも) 神奈川県生まれ。東京学芸大学初等教育教員養成課程国語科卒業。学校図書館関係の編集のの仕事にたずさわる。2013年、「トミエさんの真夜中ものがたり」で第54回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、『まよなかのぎゅうぎゅうネコ』と改題し、デビュー。手がけた作品に、「うみのとしょかん」シリーズ(講談社)、『とどけ、サルハシ!』(小峰書房)、『どんなイチゴも、みんなかわいい』(童心社)などがある。「にじゅうまる」同人。

絵: 高橋 和枝(タカハシ カズエ)

高橋和枝(たかはし かずえ) 神奈川県生まれ。東京学芸大学卒業。手がけた絵本に、「くまくまちゃん」シリーズ(ポプラ社)、『ねこのことわざえほん』(ハッピーオウル社)、『りすでんわ』(白泉社)、『くまのこのとしこし』『トコトコバス』(ともに講談社)、『うちのねこ』(アリス館)など多数。

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