フェイク・マッスル

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フェイク・マッスル

フェイクマッスル

文芸(単行本)

独自の世界で勝負できる書き手だと思う。--東野圭吾

頭抜けて面白かった。--綾辻行人

まんまと作者の術中にはまった。ーー有栖川有栖

エンタメとして読ませるテンポの良さも素晴らしい。ーー辻村深月

潜入取材シリーズとなれば喜んで追っていきたいと思います。――湊かなえ


あらすじ
たった3ヵ月のトレーニング期間で、人気アイドル大峰颯太がボディービル大会の上位入賞を果たした。SNS上では「そんな短期間であの筋肉ができるわけがない、あれは偽りの筋肉だ」と、ドーピングを指摘する声が持ち上がり、炎上状態となってしまう。当の大峰は疑惑を完全否定し、騒動を嘲笑うかのように、「会いに行けるパーソナルジム」を六本木にオープンさせるのだった。
文芸編集者を志しながら、『週刊鶏鳴』に配属された新人記者・松村健太郎は、この疑惑についての潜入取材を命じられ、ジムへ入会する。馬場智則というベテラン会員の助力を得て、大峰のパーソナルトレーニングを受講できるまでに成長。ついに得た大峰との一対一のトレーニングの場で、ドーピングを認める発言を引き出そうとするが、のらりくらりと躱されてしまう。あの筋肉は本物か偽物か。松村は、ある大胆な方法で大峰をドーピング検査にかけることを考え付くのだが――?
フェイクが氾濫する時代の、「真実の物語」が始まった。


ⒸEitaro Hino2024

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書誌情報

紙版

発売日

2024年08月21日

ISBN

9784065361917

判型

四六変型

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

304ページ

電子版

発売日

2024年08月20日

JDCN

06A0000000000824027L

初出

第70回江戸川乱歩賞受賞作。選考会の意見を踏まえ、刊行にあたり、応募作を加筆・修正いたしました。

著者紹介

著: 日野 瑛太郎(ヒノ エイタロウ)

1985年茨城県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。第67回、第68回、第69回江戸川乱歩賞最終候補を経て「フェイク・マッスル」で第70回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。

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  • お知らせ

    『フェイク・マッスル』がApple Booksの2024年のベストデビュー作に選ばれました!(2024.12.6)