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ファイナル・ウィッシュ ミューステリオンの館
ファイナルウイッシュミューステリオンノヤカタ
- 著: 西澤 保彦

みなさまがここで一堂に会したのは、
ある方のファイナル・ウイッシュ(最後の願い)を叶えるため、です。
生と死の狭間という異次元世界に忽然と存在する〈ミューステリオンの館〉。
そこに10人の老若男女が集められた。彼らに共通していたのは〈広富学園〉の関係者であったこと。
誰が、なぜ、彼らを、〈館〉に招集したのか。
その謎を解く鍵は「ファイナル・ウイッシュ」。
ファイナル・ウイッシュとは、いまわの際の望みがなんでも希望通りに叶えられる、万人に保障される権利。
10人のうちの「誰か」が、ファイナル・ウイッシュを使って彼らを館に集めたのである。
ファイナル・ウイッシュの「主宰者」を突き止めるべく、動き出した10人が直面するのは、疑心暗鬼と策略と暴力。そして明らかになる〈広富学園〉の恐るべき過去とは……。
館×多視点×バトルロイヤル!
特殊設定ミステリの極北の悪夢が、いまここに幕を上げる!
ⒸYasuhiko Nishizawa
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書誌情報
紙版
発売日
2024年09月19日
ISBN
9784065367162
判型
B6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
320ページ
シリーズ
星海社FICTIONS
電子版
発売日
2024年09月18日
JDCN
06A0000000000841812E
著者紹介
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大助手などを経て執筆活動に入る。第1回鮎川哲也賞で『聯殺』が最終候補作に選出され、1995年に『解体諸因』(講談社)でデビュー。同年、『七回死んだ男』(講談社)を上梓。大胆な設定と緻密な論理的解決、SFを融合させる作風で、現代ミステリのメインストリームである「特殊設定ミステリ」を生みの親となる。著書に『偶然にして最悪の邂逅』(東京創元社)、『パラレル・フィクショナル』(祥伝社)、『走馬灯交差点』(ホーム社)など多数。