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「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき
チョウトノウノカガクノウトカラダヲトトノエルチョウノシラレザルハタラキ
- 著: 坪井 貴司

記憶力の低下、不眠、うつ、発達障害、肥満、高血圧、糖尿病、感染症の重症化……
すべての不調は腸から始まる!
腸と脳が情報のやり取りをしていて、
お互いの機能を調整している「脳腸相関」と呼ばれるメカニズムが、いま注目を集めています。
〈乳酸菌飲料を飲んで睡眠の質が上がる〉
〈ヨーグルトを食べて認知機能改善〉
……という謳い文句の商品もよく見かけるようになりました。
腸内環境の乱れは、腸疾患だけでなく、
不眠、うつ、発達障害、認知症、糖尿病、肥満、高血圧、免疫疾患や感染症の重症化……と、
全身のあらゆる不調に関わることがわかってきているのです。
腸が、どのように脳や全身に作用するのか。
最新研究で分子および細胞レベルで見えてきた驚きのしくみを解説します。
■おもな内容
・記憶力に関わる脳部位と腸内細菌の関係
・腸内環境が変化したら肥満になった
・「ある種の乳酸菌」が自閉症の症状を改善させる可能性
・「長生きできるかどうか」に関わる腸内代謝物
・ビフィズス菌で脳の萎縮が抑えられ、認知機能アップ?
・腸内環境が変わると不安行動が増える
・「腸の状態」が感染症の重症化を左右するわけ
・睡眠障害が肥満や大腸がんを引き起こすからくり
・うつ病患者の腸で減少している2つの細菌種
・腸内環境を悪化させる「意外な食べ物」 ……ほか
【なぜ腸が全身の不調を左右するのか?「脳腸相関」の最新研究で見えてきた!】
Ⓒ坪井貴司
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書誌情報
紙版
発売日
2024年09月19日
ISBN
9784065372760
判型
新書
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
2273
ページ数
272ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2024年09月18日
JDCN
06A0000000000824567D
著者紹介
2001年、浜松医科大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。英国ブリストル大学医学部研究員、米国JDRF研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。日本生理学会奨励賞、日本神経科学学会奨励賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞。著書に『知識ゼロからの東大講義 そうだったのか! ヒトの生物学』『知識ゼロからの東大講義 そこが知りたい! ヒトの生物学 2時限目』(いずれも丸善出版)、『休み時間の細胞生物学 第2版』(講談社)、翻訳書に『魅惑の生体物質をめぐる光と影 ホルモン全史』『テストステロン ――ヒトを分け、支配する物質』(いずれも化学同人)などがある。
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