うつせみ

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うつせみ

ウツセミ

文芸(単行本)

「もし自分に飽きたなら、いくらでも取り替えてしまえばいいのよ」。美容整形をくり返すばあちゃんは言うけれど、私は、なりたい自分がわからない。見られることの痛みを描く、紗倉まなの最新小説!

周囲に馴染めずバイト先をクビになり、グラビアアイドルの仕事を始めた辰子。
売れっ子の仕事仲間はSNSの評価に神経をとがらせ、79歳のばあちゃんは傷跡を重ねながら整形をくり返す。
ゴールの見えない「美しさ」に追われ、ままならない体と生きづらさを抱える彼女たちは……。
野間文芸新人賞候補となった『春、死なん』に続く、新境地注目作。


ⒸSakura Mana

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書誌情報

紙版

発売日

2024年12月05日

ISBN

9784065378403

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

144ページ

電子版

発売日

2024年12月04日

JDCN

06A0000000000849583W

初出

「群像」2024年8月号

著者紹介

著: 紗倉 まな(サクラ マナ)

1993年、千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてA Vデビュー。著書に小説『最低。』『凹凸』『春、死なん』 『ごっこ』、エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』『働くおっぱい』などがある。初めて書き下ろした小説『最低。』は瀬々敬久監督により映画化され、東京国際映画祭にノミネートされるなど話題となった。文芸誌「群像」に掲載された『春、死なん』が20年度野間文芸新人賞候補作となり注目される。

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