古都妖異譚 アラバスターの鐘

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電子あり

古都妖異譚 アラバスターの鐘

コトヨウイタン アラバスターノカネ

文芸(単行本)

半年ほど前のこと。フランスはブルターニュの海岸に、地元漁師の男が倒れていた。男は「アラバスタ―の鐘を鳴らさないと……」と呟いて息を引き取るが、彼が不幸を呼ぶといわれる金の指輪を持っていたことから指輪の呪いで死んだのだと噂された。そして現在。ロンドンにある骨董店「アルカ」では、店長代行のユウリ・フォーダムが、ミッチェル・バーロウの仕入れてきた骨董品の仕分けを手伝っていた。コーンウォールのチャリティー・オークションで仕入れたもので、中には銀製の中世の結婚指輪もあった。ユウリはその指輪を手にした時、誰かの絶望を感じ取ったのだった。後日、ユウリが店番をしていると、ミッチェルから連絡が入る。曰く、友人のクルーザーの中で、例の銀の指輪と瓜二つの金の指輪を発見したたというのだ。一方、ブルターニュを訪れたシモン・ド・ベルジュは、そこで金の指輪にまつわる地元の伝説を耳にする。ミッチェルが関わっている件だと判断し、シモンは現地で調査を調査を始めるが……。
アラバスターの鐘とは一体なんなのか。そして、中世から連綿続く呪いの正体とは?
大人気「英国妖異譚」「欧州妖異譚」シリーズに連なる、大人になったユウリたちが
活躍する「古都妖異譚」シリーズ、ファン待望の第4弾!


Ⓒ篠原美季

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  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2025年04月09日

ISBN

9784065378779

判型

四六変型

価格

定価:2,365円(本体2,150円)

ページ数

272ページ

電子版

発売日

2025年04月07日

JDCN

06A0000000000886998E

著者紹介

著: 篠原 美季(シノハラ ミキ)

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle」「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

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