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日曜日の文芸クラブ
ニチヨウビノブンゲイクラブ
- 著: 小手鞠 るい
小学校教科書に書き下ろし小説が掲載されている小手鞠るいによる文章教室。
やなせたかし氏に詩の才能を認められ、その後作家となった小手鞠るいだから書ける、読む人の心を動かす詩、感想文、小説を書く方法。
短いものから長いものへ、面白かったこと、心が動いたことを、自分の知っている言葉で詩にしてみる。次は、気軽な短い日記をつける、手紙のように感想文を書いてみる、そして自分のことを小説に、と、順を追って階段を上るように文章術を楽しく面白く発展させます。
有名作家の日記や学生たちの作品まで、小手鞠氏が選考委員をつとめた感想文や大学の講義で提出された小説などの例も多く出しやさしい言葉で解説。感想文が苦手な子どもからプロの小説家を目指す人まで、面白く読めて、とても実践的、具体的なアドバイス、書けるようになるコツが満載で、文章を書くことが楽しくなり苦手意識がなくなります。
「ちょっとおもしろかったこと、ちょっと心が動いたこと。ちょっと素敵だなと思ったこと。ある日、みつけたちょっと素敵なことば。そんなささいなことでいいんです。『このあいだ、こんなことがあったんだよ』って、誰かに話して聞かせるようにして、できれば会話も入れて。」「頭で考えて、ことばを選ばないことです。ー中略ーたいせつなのは浮かんできたとき『それをつかまえること』です。つかまえて書いてみてから、『ああでもない、こうでもない』と考えてみてください」本文より。
1章・詩は野原から生まれるー面白かったこと、心が動いたことを、2章・日記は歴史の1ページー日記帳を喜ばせるように、3章・感想文は手紙のようにーあらすじはかかない、4章・物語を書く喜びと悲しみー制約を与えて書く
Q&Aや小手鞠るい流創作ノート術など実践的なコラムも掲載。やなせたかし先生からの詩のアドバイスも必読。
(皆様のレビューより)「思ったままを書いたらいいんだよ」なんてよく言われるけど、何をどんなふうに書いたらいいというのか? そういう初歩的な疑問に対しての、具体的な答えを示してくれる本であった。/綴られている言葉が優しくて、読んでいて心地いい。教室で先生が穏やかな笑顔を浮かべて生徒たちに教えている、そんな語りで。声に出して読みたいなって思うリズムのよさでとても好き。「書いてみようかな」という気持ちになる、子どもでも大人でも、心にプラスの影響を与えてくれる素敵な本。/読んでみると文章を書くのは簡単に思えてくるくらい軽やかで心地好い内容。
*本作には、エッセイのA4で紹介した岡山大学の夏期講座で、文学部の学生が実際に書いた小説「自分について」の一部が掲載されています。これがもう鳥肌が立つほど面白いの! この学生が将来、小説家になってデビューする日が待ち遠し
いです(著者より)
ⒸRui Kodemari
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書誌情報
紙版
発売日
2025年05月29日
ISBN
9784065390610
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
160ページ
電子版
発売日
2025年05月28日
JDCN
06A0000000000904974I
著者紹介
小手鞠るい/小説家、詩人、児童文学作家。 1956年、岡山県備前市生まれ。岡山県立岡山朝日高等学校、同志社大学法学部卒業。1992年に渡米。以後、ニューヨーク州在住。2019年『ある晴れた夏の朝(偕成社)で小学館児童出版文化賞を受賞。児童書、一般文芸書、ともに著書多数。代表作として『女性失格』(文藝春秋)『ごはん食べにおいでよ』(講談社)『母の国、父の国』(さ・え・ら書房)などがある。
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