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ヴォイニッチ写本 世界一有名な未解読文献にデータサイエンスが挑む
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第一線の研究者が語るヴォイニッチ写本の最新研究
ヴォイニッチ写本、それは発見から1世紀余りが経過した今なお解読を拒む、世界一有名な未解読文献である。未知の言語とも暗号とも、時には捏造、デタラメとも言われるこの謎めいた本は好事家たちの関心を集め、書誌学や情報学の専門家のみならず多くの在野研究者が解読に挑んできた。小説や漫画などのポップカルチャーにも多大な影響を及ぼしている。本書はヴォイニッチ写本の研究に取り組む著者達が400年にわたる解読の歴史とともに、データサイエンスを用いた最新の研究を解説し、日本におけるヴォイニッチ写本紹介の先駆者である荒俣宏氏との鼎談を収録した、最高のヴォイニッチ写本入門である。
特別鼎談 荒俣宏×安形麻理×安形輝 収録!
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 謎めいたヴォイニッチ写本
第2章 これまでのヴォイニッチ写本研究
第3章 データサイエンスと古い本
第4章 クラスタリングによる分析:解読の可能性そのものを判定する
第5章 ヴォイニッチ写本研究の意義と広がり
第6章 ヴォイニッチ写本の可能性とこれからの研究
特別鼎談 荒俣宏×安形麻理×安形輝
ⒸMari Agata/Teru Agata
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書誌情報
紙版
発売日
2024年12月18日
ISBN
9784065383155
判型
新書
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
通巻番号
323
ページ数
192ページ
シリーズ
星海社新書
電子版
発売日
2024年12月17日
JDCN
06A0000000000866214R
著者紹介
2005年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(図書館・情報学)。慶應義塾大学教授。専門は書誌学。ヨーロッパにおける初期の活版印刷技術に関心があり、 グーテンベルク聖書を中心とするインキュナブラの特徴、初期の活字の分析、写本から印刷本への見た目の変化、読書の様式、資料の保存、書物のデジタル化と書誌学研究への応用などをテーマに研究している。
著: 安形 輝(アガタ テル)
1998年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。亜細亜大学経営学部教授、図書館長。未解読文献に加えて、大規模書誌データに基づく分析、図書館における資料選択や除籍、日本のマンガの国際的な受容、絵本やマンガの電子書籍化、情報環境が限界に近い地域での図書館のあり方などについて関心を持っている。