エステルの手紙教室
エステルノテガミキョウシツ

《みなさんの感情や意見には一切口出ししません。手紙の書き方、つまり文章の書き方を教えるのがわたしの役割です》北フランスのリールで書店を営むエステルは、亡くなった父を偲んで手紙教室を開くことにした。参加者を募る新聞広告を出すと、5人から応募があった。孤独な老婦人、重度の産後うつに苦しむ夫婦、仕事にやりがいを見いだせないビジネスマン、そして進路に悩む青年。性別も年齢も異なる参加者とエステルは、手紙のやりとりを通して新しい言葉との出会いに飛び込んでゆく。言葉の力を賛美した小説。"Le Prix Du Roman Qui Fait Du Bien"(癒やしの小説賞)を受賞。
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書誌情報
紙版
発売日
2025年05月21日
ISBN
9784065384862
判型
四六変型
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
288ページ
著者紹介
小説家、ジャーナリスト。『エステルの手紙(原題:Les Lettres d’Esther)』で「心を癒す小説賞」、「グラン・サン=エミリオネ賞」、および「国際連合文学賞」を受賞。他の著作に『バトモン・ド・クール(原題:Battements de coeur)』『モン・アクロバット(原題:Mon acrobate)』がある(いずれも未邦訳)。
フランス語翻訳家。訳書に『ポストカード』『エッフェル塔~創造者の愛~』(ともに早川書房)、『シェフ』(東京創元社)、『悪なき殺人』(新潮社)、『ナポレオンじいちゃんとぼくと永遠のバラクーダ』『ウクライナの料理と歴史』(ともに小学館)、『魔法使いたちの料理帳』(原書房)、『怪盗紳士 アルセーヌ・ルパン 』(角川つばさ文庫、共訳)など多数。