楽園のアダム

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楽園のアダム

ラクエンノアダム

講談社文庫

大災厄により人類は1%未満まで減少、地球上のほとんどが不浄の土地となってしまった。生き残った人々は、わずかに残った土地で人工知能カーネにより生活を制御され、平和に暮らしていた。”殺人”などとは無縁の世界、のはずだったーー。

〈書評家、驚愕〉

(吉田伸子さん)
一読驚愕、再読感服!
1000年後の地球を舞台にして問われる人間の本質。
物語に張り巡らされた小さな棘は、やがて鋭利な刃となって
読み手の旨に突き刺さる。

(吉田大助さん)
世界文学の動向と呼応する、本格ミステリーにして本格にディストピア・ロマンス。
真相が開示された瞬間、自分の内なる先入観や思い込みの存在に気付き、
打ちひしがれた。大傑作。

(円堂都司昭さん)
人類が暴力抜きで平和に暮らせる条件とはなんなのか。
この物語世界が示す解答にショックを受ける一方、
自分は知らないふりをしていただけかもしれないと思った。


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書誌情報

紙版

発売日

2025年06月13日

ISBN

9784065392935

判型

A6

価格

定価:935円(本体850円)

ページ数

400ページ

シリーズ

講談社文庫

著者紹介

著: 周木 律(シュウキ リツ)

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人~The Book~』(講談社ノベルス、のち講談社文庫)で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『LOST 失覚探偵(上中下)』(講談社タイガ)、『アールダーの方舟』『死者の雨: モヘンジョダロの墓標』(新潮社)、「猫又お双と消えた令嬢」シリーズ、『暴走』、『災厄』、『CRISIS(クライシス) 公安機動捜査隊特捜班』(原案/金城一紀)(すべて角川文庫)、『不死症(アンデッド)』、『幻屍症(インビジブル)』(ともに実業之日本社文庫)などがある。 〔堂″シリーズ既刊〕 『眼球堂の殺人 ~The Book~』 『双孔堂の殺人 ~Double Torus~』 『五覚堂の殺人 ~Burning Ship~』 『伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~』 『教会堂の殺人 ~Game Theory~』 『鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~』 『大聖堂の殺人 ~The Books~』

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