
アフリカの歴史と今がわかる本
アフリカノレキシトイマガワカルホン
- 著: 法念

国連加盟国の4分の1以上が並びたつ大陸、約15億人という膨大な人口、ジャズやラップなど多彩な世界的カルチャーの「ルーツ」とされる地ーーアフリカの重要度は現在、かつてないほど高まっています。しかし地理的・文化的にアフリカから遠い日本では、残念ながらアフリカの重要性が、さらには最新の動向があまり知られていません。そこで東京大学大学院でアフリカを研究する著者が、アフリカの政治・経済・文化の現在と、その背景にあるアフリカの歴史、さらにアフリカ大陸に位置する全54カ国(国連加盟国)の紹介を通してアフリカを立体的に解説します。本書がみなさんにとってアフリカを知る第一歩となれば幸いです。
*本書目次
はじめに 人類史上1位、2位の大富豪はともにアフリカ出身!?
第1章 日本人が知らないアフリカのアツさ 文化・国際政治・経済
第1節 奴隷貿易によるディアスポラ(離散)と汎アフリカ主義
第2節 アフリカと文化
第3節 アフリカと国際政治
第4節 アフリカと経済
第2章 アフリカの歴史
第1節 前近代のアフリカ 地中海世界やインド洋世界との深い関わり
第2節 近世のアフリカ ヨーロッパ人との接触とヨーロッパ人による「点の支配」
第3節 近代のアフリカ ヨーロッパによるアフリカ「分割」
第4節 二つの世界大戦を経て独立に向かうアフリカ
第5節 戦後のアフリカ
第3章 アフリカ各国の略史と現状
第1節 北アフリカ イスラーム化とヨーロッパによる支配を経て
第2節 西アフリカ 金の交易で文明が栄えた内陸部
第3節 東アフリカ 海上交易で育まれたスワヒリ文化
第4節 中部アフリカ 独立後は多くの国で苦悩が続く
第5節 南部アフリカ 南アフリカ共和国の存在感が大きい地域
おわりに
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書誌情報
紙版
発売日
2025年06月18日
ISBN
9784065399798
判型
新書
価格
定価:1,485円(本体1,350円)
通巻番号
344
ページ数
208ページ
シリーズ
星海社新書
著者紹介
著: 法念(ホウネン)
東京大学大学院修士課程在籍、ラッパー。1998年生まれ。本名は臼井幹博。東大入学後すぐに休学し、ガーナへ渡航。同文学部卒業後、現在同大学院で西アフリカ史を研究している。著書に『東大生ラッパーが教える ラップで学ぶ世界史』(彩図社)がある。「推し」は超ときめき宣伝部吉川ひよりさん。