
ソロ・エコー
ソロエコー
- 著: 島口 大樹

この街の光景を、僕と誰かが見つめていた――。
失踪した父が残したカメラを手に、僕は横浜の街を歩き始める。幕末の遊女の逃亡譚、焼失した二代目横浜駅、戦後の闇市と再開発……。街の歴史とささやかな生の軌跡が交差する、新鋭作家の飛躍作!
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書誌情報
紙版
発売日
2025年07月03日
ISBN
9784065401422
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
128ページ
著者紹介
1998年、埼玉県生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2021年、「鳥がぼくらは祈り、」で第64回群像新人文学賞を受賞しデビュー。同作が第43回野間文芸新人賞候補となる。22年、「オン・ザ・プラネット」が第166回芥川賞候補に。著書に『鳥がぼくらは祈り、』『オン・ザ・プラネット』『遠い指先が触れて』、内山拓也監督の映画『若き見知らぬ者たち』の小説版がある。