書店怪談

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書店怪談

ショテンカイダン

文芸(単行本)

「お客さんに言われたんですよ。盛り塩した方がいいよ。ここ、なんかいるからって」

小説家・岡崎隼人は最新作『だから殺し屋は小説を書けない。』を出版したことをきっかけに、書店員とよく話すようになった。ある日、地元・岡山市の新刊書店を訪れると、店長が盛り塩をしているのを目撃する。数週間後、岡崎は別の書店でサイン会を開くことになったが、そこでも奇妙な体験談が寄せられていることに気づく。

新作が思うように書けず焦っていた岡崎は、担当編集の菱川と話し合い、書店にまつわる怪談を集め、モキュメンタリー調に書き直したホラー小説にすることを思いつく。怪談は続々と集まり、順調に執筆は進んでいたが、寄せられた怪談には共通点があることに気づく。岡崎と菱川は、その共通点を探るため、さらなるネタ探しに乗り出すが、次第に恐ろしい真実に近づいていく。


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書誌情報

紙版

発売日

2025年08月06日

ISBN

9784065401569

判型

四六

価格

定価:1,925円(本体1,750円)

ページ数

240ページ

電子版

発売日

2025年08月05日

JDCN

06A0000000000930914G

著者紹介

著: 岡崎 隼人(オカザキ ハヤト)

1985年生まれ。岡山県在住。『少女は踊る暗い腹の中踊る』で第34回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『だから殺し屋は小説を書けない。』がある。

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