
電子を知れば科学がわかる 物質・量子・生命を司る小さな粒子
デンシヲシレバカガクガワカル ブッシツリョウシセイメイヲツカサドルチイサナリュウシ

物理学の基本がよくわかる、入門的なまさに科学への入口ともいうべき一冊。
「電子」の発見から、その基本的な性質、量子力学からみた電子のありさまとそのふるまい、あらゆる化学反応の主役ともいうべき電子のはたらき、われわれの生活技術を支える、金属・半導体と電子、そしてヒトをふくむ生物の体の中でも活躍する電子など、世界に充ち満ちている「電子」の性質、その不思議なふるまい、ま支えている支えているその多岐にわたるはたらきを余すところなく解説していきます。
著者は、上智大学で「身近な物理」の講義を受け持ち、科学雑誌ニュートンの監修などでもおなじみの江馬一弘先生。難しいテーマもわかりやすく、面白く伝えてもらいます。
目次
プロローグ 電子はこの世界の主役
第1章 電子は自然界の「最小部品」
第2章 電子の謎の解明が「量子力学」を生んだ
第3章 電子が見せる量子力学的なふるまい
第4章 化学の主役としての電子
第5章 金属と絶縁体、そしてIT社会を支える半導体
第6章 生物の体の中でも電子が大活躍
エピローグ 電子の物理学とその未来
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書誌情報
紙版
発売日
2025年06月19日
ISBN
9784065401651
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
2297
ページ数
240ページ
シリーズ
ブルーバックス
著者紹介
主な研究は半導体、有機物質などの光物性。とくに、超短光パルス光源による時間分解分光や非線形分光をもちいた実験的な研究が中心。大学では「光」を中心とした講義、また「身近な物理」というテーマでも講義をおこなっている。著書に『光の正体』(月刊たくさんのふしぎ2020年10月号)、『光物理学の基礎』(朝倉書店)、『光とは何か』(宝島新書)、監修書に『最強に面白い 光』(ニュートン超図解新書)などがある。
構成: 松下 安武(マツシタ ヤスタケ)