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掬えば手には
スクエバテニハ
- 著: 瀬尾 まいこ

平均的な身長体重。勉強も運動もすべてが普通。
何の取り柄もないぼくはある日、人の心を読める力に気がついた。
おかげで口の悪い店長の下でも難なくアルバイトを続けているけれど、
新人の常盤さんだけは心を開いてくれなくて……。
他者の心に寄り添うひたむきな姿をだれもが応援したくなる、究極に優しい物語。
***書店員さんから絶賛の声があふれた傑作***
ロングセラー『幸福な食卓』、
本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』、
映画化『夜明けのすべて』、
日本中の読者から愛される感動作の数々を紡ぐ著者による、優しいエールの物語。
【オムライス店NONNAのメンバー】
梨木匠(19)平凡なことが悩みの大学生。珍しくこの店で長続きしているバイト。
常盤冬香(21)看護学校2年生。なかなか心を開いてくれない。
大竹さん(39)口も態度も悪い困った店長。実は世話好き……?
オムライス店NONNAのその後を描いたアフターデイズ2編を収録!
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目次
掬えば手には
アフターデイズ Chapter 1
アフターデイズ Chapter 2
書誌情報
紙版
発売日
2025年08月08日
ISBN
9784065404119
判型
A6
価格
定価:825円(本体750円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2025年08月08日
JDCN
06A0000000000935042T
初出
本書は2022年7月に、小社より単行本として刊行されました。文庫化に際し、単行本購入者特典のアフターデイズ二編を収録しました。
著者紹介
1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年デビュー。’05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、’08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、’19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。’20年に刊行された『夜明けのすべて』は映画化され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されるなど、大きな話題となった。『その扉をたたく音』『夏の体温』『掬えば手には』(本書)『私たちの世代は』など著書多数。唯一無二の、爽やかで感動的な作風が愛されている。