
ひめゆり学徒だった山内祐子さんが沖縄の高校生に伝えたこと
ヒメユリガクトダッタヤマウチサチコサンガオキナワノコウコウセイニツタエタコト
- 著: 渡辺 考
第二次世界大戦末期、沖縄線で懸命に戦った女子学徒隊「ひめゆり学徒隊」を知っていますか?
沖縄県立向陽高校の高校生たちが、ひめゆり学徒だった「山内祐子さん」97歳に
沖縄戦の話を聞きました。
戦争から遠くなった世代へおくる17歳の未来を奪った戦争
十代の少女たちが巻き込まれた戦争について
沖縄県立向陽高校の女子高生たちが耳を傾けます
●山内祐子(やまうち・さちこ)さん
1927年、沖縄県北部、本部半島、今帰仁村生まれ。
97歳(2025年8月時点)
小学校の先生を目指して沖縄師範学校女子部に入学。
ほのぼのとした学園生活をおくるが予科の3年生のとき、
戦況の悪化により激戦地で看護の仕事を手伝い、
ひめゆりの学友の多くを失う。
20年以上、地元の小学生たちに紙芝居をつかった平和教育に力を注いでいる。
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書誌情報
紙版
発売日
2025年08月20日
ISBN
9784065403112
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
192ページ
著者紹介
渡辺 考(わたなべ・こう) テレビディレクター。作家。1966年、東京都生まれ。1990年、NHK入局、ETV特集、NHKスペシャルなどを担当し、手がけた番組でギャラクシー賞選奨、放送文化基金賞、橋田賞などを受賞。中村由一氏へのインタビューを中心に構成した『原爆と沈黙~長崎浦上の受難~』(NHK・ETV特集、2017年8月放送)を担当した。ドキュメンタリー映画『father カンボジアへ幸せを届けたゴッちゃん神父の物語』(新日本映画社、2018年4月公開)では監督を務めた。著書に『もういちどつくりたい テレビドキュメンタリスト・木村栄文』『ゲンバクとよばれた少年』『最後の言葉』(重松清との共著)(ともに講談社)などがある。