十戒

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。

『方舟』夕木春央の傑作が待望の文庫化！週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)、国内部門&MRC大賞2022など4冠、累計40万部突破、、、、世の読書子を唸らせた『方舟』の衝撃が再び……！

書誌情報

紙版

• 発売日: 2025年08月08日
• ISBN: 9784065404102
• 判型: A6
• 価格: 定価：913円（本体830円）
• ページ数: 400ページ
• シリーズ: 講談社文庫

初出

この作品は、2023年8月に小社より刊行され、文庫化にあたり、一部加筆・修正しました。

著者紹介

著： 夕木　春央（ユウキ　ハルオ）

2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。近著に『サーカスから来た執達吏』『方舟』『十戒』『時計泥棒と悪人たち』『サロメの断頭台』がある。

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  『十戒』が第7回未来屋小説大賞 10位にランクインしました！（2023.12.22）