モーニング・ツー作品一覧
![Danza [ダンツァ]](https://dvs-cover.kodansha.co.jp/0000013777/z1BqASV77C1UkqV90XZMjZ84T03jMkECAPBTYCOl.jpg)
Danza [ダンツァ]
モーニング・ツー
それぞれに。
どれもみな。
北イタリア、日本、ボストン、ニューヨーク……
微かに繋がる6都市6篇のショートストーリー。
「自分の好きなものがいろいろ詰まっていて、
名刺代わりに渡せるような、
そんな一冊になったように思います」 オノ・ナツメ
「男たちの心のつながりや友情は、気付くと今まで描いた漫画の中によく出てきてたのですが、今回はそれをメインテーマに6編。これは本当に思いいれが深いシリーズです」オノ・ナツメ CORNICE1.長靴 CORNICE2.湖の記憶 CORNICE3.箱庭 CORNICE4.ジェラテリーアとカラビニエーリ CORNICE5.煙 CORNICE6.パートナー

ファンタジウム(1)
モーニング・ツー
少年は何ものにも従わず、軽やかに己の道を歩む。
マジシャンとして天性の才能を持ちながら、何ものにも縛られることなく自由に生きる少年・長見良。マジシャンだった祖父・龍五郎に憧れて育ったサラリーマン・北條。龍五郎が生前にとった唯一の弟子だった良と北條の出会いによって、周囲の人々が少しずつ何かに気づき、少しずつ変化していく。その変化は次第に大きなうねりとなって広がり「奇跡」を起こすーー。
セキュリティー会社に勤務する北條は仕事で訪れたカジノで、ある少年の天才的なカードさばきを目撃する。その少年の名は長見良。他界した祖父・龍五郎の唯一の弟子だった。「他人の人生まで変える力がある」ーー良のマジックの才能に惚れ込んだ北條は、良とマジックという奇跡の世界へ歩むことを決めた。

不思議な少年(5)
モーニング・ツー
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
人間て不思議だ。歴史を繙(ひもと)き、不思議な少年のモチーフを研究する老いた民俗学者。40歳OLの再就職。日常が憂鬱に埋もれていく中、車窓からふと見えた奇妙な光景。独裁者によって支配された未来に、タイムスリップした力なき少年・ルキ。幸せな人生とは何か?少年と再会した老夫婦は、ある重大な選択をする。記憶の中で大きく輝く彗星。その再来によって蘇るのは、あの懐かしく大切な日々。

不思議な少年(4)
モーニング・ツー
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
永遠の生を持ち全能であるがゆえに少年はちっぽけな人間を愛し、憎んだ。小さな田舎町。そこに住む少女がある日感じる、恐ろしい疑問。「猿」と名乗る不思議な老人が見せる、綺麗な水晶の世界。一族を無惨に殺された男、復讐心のみで生き抜く事ができるのか。人が持つ思いは、果てしなく大きく深い。その真実に触れて少年は、時に安らぎ、時に戸惑う。少年が持つ永遠の時の中、ほんの一瞬だけ「人間」がかいま見える。

不思議な少年(3)
モーニング・ツー
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
人間て不思議だ。変わらない日常に、感覚が麻痺した現代のサラリーマン一家。誰もが未踏の地に憧れた、探検家の活躍著しい時代に南極で遭難した2人の男。今から約100年ほどの昔――。時代の変わり目を生きた、貴族エッシャー家の少女。あらゆる時、あらゆる場所で、人間が放つ感情。永遠の命を持った美しき少年は、その感情の行く末を見つめ続ける。見据える先にはいつも、「人間」に秘められた真実があった。

不思議な少年(2)
モーニング・ツー
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
人間て不思議だ。戦後の日本、神に愛された声を持ちながら、誰にも理解されずに生きる男の生涯。その飽くなき探究心で、死をも知ろうとする古代ギリシアの哲学者・ソクラテス。遙かな未来。人からも神からも忘れられた土地に、2人きりで静かに生きた夫婦。無罪を主張する青年と、妻を介護する老人が起こす、百万年に一度の奇跡。永遠の時を旅する不思議な少年が見た、「人間」の煌めく光と深い闇。

不思議な少年(1)
モーニング・ツー
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
あらゆる時代とあらゆる場所を「彼」は訪れる。人間て不思議だ―――。終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。19世紀末のロンドンを懸命に生きる身寄りのない少女。生きる目的を知らぬまま戦国乱世を駆け抜けた1人の青年。それはいつの時代も変わらない人間らしい生き方。そこに1人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。