ピアノの森（２０）

森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……！！


ショパン・コンクール編佳境!! ＆#160;２次審査を通過したカイと落選を引きずる雨宮が”ショパンの森”で出会う。「カイくんゴメン……。僕はキミが嫌いだった。ずっと……」。雨宮の吐き出した毒がカイを傷つける。二人の気持ちはすれ違ったまま、ファイナル初日を迎えて──。

Ⓒ一色まこと

目次

怒りの響き
自己嫌悪の午後
He is a pianist
解放のレクイエム
ファイナル初日の朝に
傷は深い？
パン・ウェイはどこへ消えた？
ハオの陰謀
ファイナリストの資格

書誌情報

紙版

• 発売日: 2011年09月23日
• ISBN: 9784063729801
• 判型: B6
• 価格: 定価：693円（本体630円）
• ページ数: 230ページ
• シリーズ: モーニング ＫＣ

電子版

• 発売日: 2012年01月19日
• JDCN: 0637298000100011000J

初出

『モーニング』２０１０年３９号、４１号、４５号、４７号、５０号、５２号、２０１１年２・３合併号、６号、２０号、２２・２３合併号

著者紹介

著： 一色　まこと（イッシキ　マコト）

1984年、ヤングマガジン誌上にて『カオリ』でデビュー。95年、『花田少年史』で第19回講談社漫画賞を受賞。主な作品として『はなったれBoogie』『どいつもこいつも』『出直しといで！』『ハッスル』『魚人荘から愛をこめて』など。現在、モーニングにて『ピアノの森』を好評連載中！