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へうげもの(13)
ヒョウゲモノ
- 著: 山田 芳裕

あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!
秀吉の死により、泥沼の朝鮮侵略がようやく終結。死にものぐるいで戦った武将たちの不満は官僚派の筆頭・石田三成に集中。世に言う「七将」襲撃事件をまあまあまあと丸く収めたのが家康。三成を政権から追放するナイフエッヂな政略で、次の天下は徳川さんとの声しきり。とにかく時代はゴーゴー「関ヶ原」。「ヘウケモノ」な茶碗を世に放つ織部。東西分かれてのくんずほぐれつに、危ない橋を平気で渡ります!
Ⓒ山田芳裕
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目次
第百三十二席 INKYOLOGIC
第百三十三席 ORIBECHAMELEON
第百三十四席 HELP ME
第百三十五席 みどりの涙
第百三十六席 Hyouge Mono
第百三十七席 おかしな七人
第百三十八席 誠意のメッセンジャー
第百三十九席 唇と戦慄
第百四十席 抱きしめたい
第百四十一席 世紀末black or white
第百四十二席 King of Quiet feat.上杉景勝
書誌情報
紙版
発売日
2011年07月22日
ISBN
9784063870244
判型
B6
価格
定価:607円(本体552円)
ページ数
224ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2011年12月22日
JDCN
0638702400100011000V
初出
『モーニング』2011年1号、4・5合併号、7号、9号、11号、13号、15号、17号、21号、24号、26号
著者紹介
1968年、新潟市生まれ。大学在学中にモーニング主催、ちばてつや賞一般部門で入賞。受賞作『大正野郎』で同誌よりデビュー。以来一環してモーニング、ヤングサンデーなど青年誌で活躍。漫画家、編集者に加え、各分野のアーチストからも絶大な支持を受ける。作家性を高く評価されながら、一般読者に支持されないジレンマを抱えていたが、最新作『へうげもの』が名実ともに絶好調。主な作品は他に『考える侍』『しわあせ』『デカスロン』『度胸星』『いよっおみっちゃん』『ジャイアント』などがある。ちなみに物欲の激しさは『へうげもの』の主人公・古田織部級との噂。やきもの、のりもの、文房具、音楽、映画など、多方面に深い造詣を持つ。 刊行中の単行本(09年4月1日現在): 『へうげもの』1~8巻(以下続刊・講談社)、『ジャイアント』全9巻(同)、『デカスロン』全13巻(小学館文庫)、『山田芳裕傑作集』全2巻(同)、『ザ・プライザー』(双葉文庫)、『泣く男』(同)