
マイページに作品情報をお届け!
異法人(3)<完>
イホウジン
- 著: 山本 松季

“異法人”が現代に出現した意味を我々は問い続けなければならない。世界がどんなに進歩し豊かになろうと「死刑」は存続している。ゆえにその刑罰は人が幸福になるために必要なのだと王は断言する。だが、王の裁きに「救い」を見出すことができない少年は、己の信じる正義を貫くため再び聖塔へ。“異法人”の赤い正義と少年の青い正義、今、人類が必要とする法はどちらなのか。
ⒸMatsuki Yamamoto
オンライン書店で購入する
目次
第20項 弱光
第21項 傷痕
第22項 一撃
第23項 遭遇
第24項 瓦解
第25項 憧憬
第26項 決壊
第27項 刑戮
第28項 相剋
第29項 こぼれた水
第30項 青い陽
書誌情報
紙版
発売日
2014年04月23日
ISBN
9784063883169
判型
B6
価格
定価:618円(本体562円)
ページ数
240ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2014年05月23日
JDCN
0638831600100011000L
初出
『モーニング』2014年6号~16号
著者紹介
インカ帝国の時代に神へ身を捧げる少女たちを題材とした『氷の花』で第57回ちば賞大賞を受賞。その後、母を亡くした少年が田舎で過ごすひと夏を描いた『アポリオン』を読み切り掲載し、続けて、世界一過酷な犬橇レース・アイディタロッドを舞台にした『ファーランデブー』を短期集中連載。そして、この度、本作品で初週刊連載スタート。