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ねこのこはな(2)
ネコノコハナ2
- 著: 藤沢 カミヤ

春はこはな。やうやう白くなりゆくセーラー、少し喋りて、二足で立ちたる猫の細く夏服たる。夏は猫。常の頃はささかま。闇もなほ、くわいだんのおほく飛び交いたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち残りていくカリカリはお菓子。クッキーもお菓子。秋は夕猫。夕日のささぬ台風いと近うなりたるに、あきらの寝どころへ行くとて、二つ三つの変人八神管理人など食い急ぐさへあはれなり。冬はつとめ猫。雪の降りたるは……
ⒸKamiya Fujisawa
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目次
第10作 猫的無限大
第11作 アラビアの夜の猫族
第12作 レ・コスミコミケネコ
第13作 猫の長い午後
第14作 猫のラゴス
第15作 高い城の猫
第16作 猫期の終わり
第17作 夏猫の扉
第18作 猫封鎖
第19作 ふりだしに猫る
書誌情報
紙版
発売日
2014年10月23日
ISBN
9784063883909
判型
B6
価格
定価:618円(本体562円)
ページ数
136ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2014年10月23日
JDCN
0638839000100011000B
初出
モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2014年3月号~11月号
著者紹介
COMITIAのモーツー×ITAN即日新人賞出身のねこ。喫茶店めぐりをこよなく愛するねこ。