ヘルプマン！（３）

超高齢社会に突入する日本にとって、他人事にはできない問題をリアルに描く
「成年後見制度編」第二弾。２０００年、「介護保険制度」と同時期に産声を上げ
たもう一つの制度。「成年後見制度」は、その人らしい尊厳をどこまで守るこ
とができるのか？近隣に住む独居高齢者が突然認知症になった時、家族は、　
隣人は、そして高齢者本人はどうする？一人の独居高齢者・犬塚時枝を通じ
て、認知症になった親の心情看護を家族はどうするか？地域はどう関わるべ
きか？「後見人」の在り方は？そう遠くはない日本の未来がここにある！

Ⓒくさか里樹

目次

帰省
看病
生きる張り合い
理解
軋轢
アンビバレンス
身体虐待
ジレンマ
気付き
自己放棄
甦（よみがえ）り

書誌情報

紙版

• 発売日: 2005年03月23日
• ISBN: 9784063521030
• 判型: B6
• 価格: 定価：586円（本体533円）
• ページ数: 224ページ
• シリーズ: イブニングＫＣ

電子版

• 発売日: 2012年04月05日
• JDCN: 0635210300100011000F

初出

『イブニング』２００４年１６号～２４号、２００５年１号、２号

著者紹介

著： くさか　里樹（クサカ　リキ）

本名：佐藤広子、生年月日：1958年6月9日。高知県高岡郡日高村出身。高知県立高知追手前高等学校卒業。高知市内の授産施設に勤務した後、1980年別冊少女コミック（小学館）にて、『ひとつちがいのさしすせそ』でデビュー。現在イブニングで『ヘルプマン！』連載中。