浜村渚の計算ノート（３）

「数学の地位向上のために国民全員を人質とする」
──学校教育から数学が消えた日本。ドクター・ピタゴラス率いるテロ組織「黒い三角定規」が、数学の復権を要求し日本政府に宣戦布告した。数学オンチの警察の面々は右往左往するばかり。そこに救世主として現れたのは、数学に関しては天才のひとりの女子中学生だった！


奈良理科大の世界的数学者である四日市教授が、優秀な同志を求める「黒い三角定規」に狙われているという情報をキャッチし、「黒い三角定規・特別対策本部」の武藤と大山は渚を伴って奈良に向かった。しかし、現地に到着早々、四日市教授の護衛に当たっていた大山と奈良県警の西村が麻酔薬を打たれ、教授が拉致されてしまう。古都・奈良の大学を無体に渚と犯人の知恵比べが始まる！

ⒸAito Aoyagi・Hajime Kirino・Keisuke Motoe

目次

目次
Question3:「π（パイ）レーツ・オブ・サガミワン」その３
Question4:「ちごうた計算」その１
Question4:「ちごうた計算」その２
Question4:「ちごうた計算」その３

書誌情報

紙版

• 発売日: 2014年07月09日
• ISBN: 9784063764796
• 判型: B6
• 価格: 定価：660円（本体600円）
• ページ数: 184ページ
• シリーズ: シリウスＫＣ

電子版

• 発売日: 2014年11月07日
• JDCN: 0637647900100011000Y

初出

『月刊少年シリウス』２０１４年３月号、５月号～７月号

著者紹介

著： モトエ　恵介（モトエ　ケイスケ）

モトエ恵介（もとえ・けいすけ） 漫画家。愛知県出身。 2007年、第8回シリウス新人賞佳作受賞。著書に『お嬢様は武道会で踊る』（講談社 シリウスKC）がある。

原作： 青柳　碧人（アオヤギ　アイト）

青柳碧人（あおやぎ・あいと） 小説家。千葉県出身。 『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞しデビュー。著書は、浜村渚シリーズの他に『雨乞い部っ！』（講談社ラノベ文庫）『ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会』（ハヤカワ文庫JA）『判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件』（角川書店）『国語、数学、理科、誘拐』（文藝春秋）ほか多数。

その他： 桐野　壱（キリノ　ハジメ）