ぽけっとまん他

＜「水木しげる漫画大全集」とは？＞
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成！　『水木しげる漫画大全集』第１期３３巻刊行開始。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。


いつも眠たそうな転校生は、地球の危機を救うヒーローだった!?　表題作「ぽけっとまん」を筆頭に『少年キング』に連載された少年漫画の傑作を収録。さらに、大きく改稿がなされた「宇宙虫」「死声」は改稿版も同時収録。読み比べも楽しめる、まさに完全版！　　『水木しげる漫画大全集』０５９（１９６５－１９７８）、第1期第１４回配本。

目次

★収録作品
「宇宙虫」「怪木」「鳥かご」「猫又」「怪骨」「死声」「吸血鬼」「妖怪百物語」（原作・吉田哲郎）「化木人のなぞ」（原作・小栗虫太郎）「ぽけっとまん」「花町ケンカ大将」「宇宙虫　改稿版」「死声　改稿ver.2版」
★資料編
★解説「妖怪図鑑と妖怪映画」手塚眞（ヴィジュアリスト）
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」通巻１－２８号
・今日の一言「男前だしね！」（水木しげる）
・水木しげるインタビュー「命がけで食べたガマの味」
（ほか）

書誌情報

紙版

• 発売日: 2014年07月03日
• ISBN: 9784063775174
• 判型: A5
• 価格: 定価：2,420円（本体2,200円）
• ページ数: 520ページ
• シリーズ: 水木しげる漫画大全集

電子版

• 発売日: 2016年08月03日
• JDCN: 0637751700100011000Q

初出

収録作品参照

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  宇宙虫

  初出

  『別冊少年キング』１１月号　少年画報社　１９６５年１１月１日

• 作品名

  怪木

  初出

  『週刊少年キング』第４９号　少年画報社　１９６５年１１月２８日

• 作品名

  鳥かご

  初出

  『別冊少年キング』１月号　少年画報社　１９６６年１月１日

• 作品名

  猫又

  初出

  『週刊少年キング』第１０号　少年画報社　１９６６年３月１３日

• 作品名

  怪骨

  初出

  『週刊少年キング』第７号　少年画報社　１９６７年２月１２日

• 作品名

  死声

  初出

  『別冊少年キング』８月号　少年画報社　１９６７年８月１日

• 作品名

  吸血鬼

  初出

  『週刊少年キング』第３５号　少年画報社　１９６７年８月２７日

• 作品名

  妖怪百物語

  初出

  原作：吉田哲郎　『週刊少年キング』第１２号～第１４号　少年画報社　１９６８年３月１７日、３月２４日、３月３１日

• 作品名

  化木人のなぞ

  初出

  原作：小栗虫太郎（「人外魔境」より）　『週刊少年キング』第３３号　少年画報社　１９６９年８月１０日

• 作品名

  ぽけっとまん

  初出

  『週刊少年キング』第２４号～第３１号　少年画報社　１９７８年６月５日、６月１２日、６月１９日、６月２６日、７月３日、７月１０日、７月１７日、７月２４日

• 作品名

  花町ケンカ大将

  初出

  『週刊少年キング』第３８号　少年画報社　１９７８年９月１１日

• 作品名

  宇宙虫　改稿版

  初出

  『週刊ポスト特大号』　小学館　１９７０年２月２７日

• 作品名

  死声　改稿ｖｅｒ．２版

  初出

  「水木しげる不思議な世界２　妖怪長屋」　講談社　１９８７年７月２日

著者紹介

著： 水木　しげる（ミズキ　シゲル）

本名、武良茂。1922年（大正11年）生まれ。鳥取県西伯郡境町（現・境港市）で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。 やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。 戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞（現・講談社漫画賞少年部門）を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。 近年、夫人との暮らしぶりがＮＨＫの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。 紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。