コケカキイキイ他

＜「水木しげる漫画大全集」とは？＞
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成！　『水木しげる漫画大全集』第１期３３巻刊行開始。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。


痛烈な社会風刺作品からエロティックな官能娯楽作品まで、人間描写の粋を極めた水木しげるの“大人の漫画”がここに集結！　幻の作品「ヘソ取り」を初めて単行本収録！　　　『水木しげる漫画大全集』076（1966-2012）、第１期・第６回配本

Ⓒ水木プロダクション

目次

★収録作品
「合格　―ある純真な少年の物語―」　「大いなる幻術」(原作・山田風太郎）　「一陣の風」「幻覚のいましめ」「妖怪枕返し」「我が闘争　―ぼくの守護霊―」「原始さん」「群衆の中に」「釣り落とした魚」「怪自動車」「禁断の女」「『幸福』という名の怪物」「最後の妖怪」「星のカケラ」「古道具屋の怪」「密室テスト」「仙人酒」「木枯し」
＜コケカキイキイ＞「第一話　コケカキイキイの誕生」「第二話　東京大革命」「第三話　不可解な集会」
＜コケカキイキイ外伝＞「１．黒神出現」「２．魔女上陸」「３．ハンザキ大騒動」「４．死神のささやき」「５．吸性鬼」「最終回　深夜の列車」
「エロ河童」「エロだこ」「屁赤子」「落第王（前編・後編）」「ヘソ取り」
★資料編
★解説「父と母と作品たち」水木悦子（水木しげる次女）
★初出一覧
★付録「茂鐵一覧」通巻１－13号
・今日の一言「自分の智恵を使わず、人の智恵を使おうとしているやつは幸せにはなれん」（水木しげる）
・水木しげるインタビュー「お金がないのはきょて（怖い）」
（ほか）

書誌情報

紙版

• 発売日: 2013年11月01日
• ISBN: 9784063775235
• 判型: A5
• 価格: 定価：2,200円（本体2,000円）
• ページ数: 520ページ
• シリーズ: 水木しげる漫画大全集

電子版

• 発売日: 2016年09月02日
• JDCN: 0637752300100011000F

初出

収録作品参照

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  合格―ある純真な少年の物語―

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６６年９月１０日

• 作品名

  大いなる幻術

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６６年１１月１日

• 作品名

  一陣の風

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６７年５月１日

• 作品名

  幻覚のいましめ

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６７年１０月１日

• 作品名

  妖怪枕返し

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６９年６月１日

• 作品名

  我が闘争―ぼくの守護霊―

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６９年８月１日

• 作品名

  原始さん

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９６９年１０月１日

• 作品名

  群衆の中に

  初出

  『文藝春秋漫画読本』　文藝春秋　１９７０年１月１日

• 作品名

  釣り落とした魚

  初出

  『漫画娯楽読本』　日本文芸社　１９６６年１２月２０日

• 作品名

  怪自動車

  初出

  『漫画娯楽読本』　日本文芸社　１９６７年１月１７日

• 作品名

  禁断の女

  初出

  『漫画娯楽読本』　日本文芸社　１９６７年１０月２４日

• 作品名

  「幸福」という名の怪物

  初出

  『週刊アサヒ芸能　臨時増刊』　アサヒ芸能出版　１９６７年７月２４日

• 作品名

  最後の妖怪

  初出

  『新評　ＡＬＥＤＡ　増刊　妖怪の本』　新評社　１９７４年７月２日

• 作品名

  星のカケラ

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９６６年５月１１日

• 作品名

  古道具屋の怪

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９６６年８月３日

• 作品名

  密室テスト

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９６６年９月２８日

• 作品名

  仙人酒

  初出

  『週刊漫画サンデー増刊』　実業之日本社　１９６７年１月１５日

• 作品名

  木枯し

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９６７年２月８日

• 作品名

  コケカキイキイ

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９７０年８月１日、８月２２日、９月５日

• 作品名

  コケカキイキイ外伝

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９７０年１０月１０日、１１月７日、１２月５日、１９７１年１月９日、１月３０日、２月２７日

• 作品名

  エロ河童

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９７５年６月２８日

• 作品名

  エロだこ

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９７５年１２月１３日

• 作品名

  屁赤子

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９７７年２月２２日

• 作品名

  落第王

  初出

  『週刊漫画サンデー』　実業之日本社　１９７４年１０月１９日、１０月２６日

• 作品名

  ヘソ取り

  初出

  『漫画サンデー』　実業之日本社　２０１２年８月２１日

著者紹介

著： 水木　しげる（ミズキ　シゲル）

本名、武良茂。1922年（大正11年）生まれ。鳥取県西伯郡境町（現・境港市）で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。 やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。 戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞（現・講談社漫画賞少年部門）を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。 近年、夫人との暮らしぶりがＮＨＫの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。 紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。