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むこうがわのまさか（２）

ムコウガワノマサカ

著：雨鳥

とある町の川岸に建つ古物屋「塵塚」で働く、不思議な少年“まさか”。その正体は幾多の妖刀を打ち出す、刀鍛冶の妖・“イッポンダタラ”なのだ。夕闇に紛れて現世に這い出し、人々を異界に引きずり込もうとする悪しき妖たちと戦うため、“まさか”は自らの手で打ち出した妖刀を振るう！！

“まさか”が敬愛する親方が襲われた！　しかしそれは始まりにすぎなかった。宿命が“まさか”を仇敵・鬼童“喪五郎”との闘いへといざなう…。命の炎を燃やし尽くした末に、“まさか”に訪れるのは平穏か、それとも…。異界妖怪奇譚、ここに完結！