
人と話すサル「カンジ」
ヒトトハナスサルカンジ
- 著: ス-・サベ-ジ-ランバウ ,
- 著: ロジャ-・ル-ウィン ,
- 訳: 石館 康平
サルにも人の言葉がわかる
言語は人間だけのものではない。カンジは人の言葉を聞きとり、シンボルを使って自分の意志を表現する。
天才ザル・カンジが語る動物の「心」
私はカンジに頼んだ。「タムーリ(カンジの妹)に私のカギを返してといってちょうだい。」……カンジはタムーリに向かって、いくつかの音節のある声を出した。タムーリはこれを聞くと、驚いたことに静かにカンジに歩み寄って、カギを渡したのである。――(本文より抜粋)
動物と人間のあいだに境界はあるのか?
「われわれ人間と類人猿は、なんとよく似ているのだろう。とくに驚くべき行動を見せるボノボは、人ときわめて近い関係にあるにちがいない。この知的魅力に満ちあふれた本を読むと、あらためてそう思わずにはいられない」――デズモンド・モリス
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書誌情報
紙版
発売日
1997年12月11日
ISBN
9784061542419
判型
四六
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
382ページ