ケインズ

ケインズ

ケインズ

講談社学術文庫

1930年代の世界恐慌下、大量失業を救うために低金利政策と積極的な公共投資を主張して、伝統的理論を一新したケインズ。その経済思想と彼の代表的学説『雇用・利子および貨幣の一般理論』の骨格を、豊富な図表を用いて平易に説き、ケインズ経済学の真髄を論究。欧米など先進各国の経済運営に画期的変革をもたらし、いま再び世界的な長期不況の下で注目される大経済学者の理論と影響力を描く力作。


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目次

1 現代経済思想としてのケインズ
  1.ケインズの問題意識とその形成
  2.若き日のケインズの哲学
2 ケインズの生涯
  1.幼・少年時代
  2.大学時代
  3.第1次大戦時代
  4.『一般理論』とその後
3 ケインズの理論
  1.一般理論とはどういう意味か
  2.古典派経済学の2つの公準
  3.有効需要の原理
  4.第4章と第6章について
  5.第3編の「消費性向」について
  6.ケインズの投資決定理論
  7.『一般理論』の体系の要約
4 ケインズと現代
  1.国際通貨制度とケインズ
  2.ポスト・ケインジアンにおけるケインズの継承と発展
  3.ケインズ批判の波の中で

書誌情報

紙版

発売日

1993年12月06日

ISBN

9784061591059

判型

A6

価格

定価:1,375円(本体1,250円)

通巻番号

1105

ページ数

422ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

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