
日本文化の形成
ニホンブンカノケイセイ
- 著: 宮本 常一

日本列島を徹底踏査した民俗学の巨人が、『古事記』『日本書紀』『万葉集』『風土記』などの古代文献を読み返し、それらと格闘の末、生まれた日本文化論。稲作を伝えた人びと、倭人の源流、畑作の起源と発展、海洋民と床住居など、東アジア全体を視野に入れた興味深い持論を展開する。長年にわたって各地の民俗を調査した著者ならではの着想を含む遺稿。(講談社学術文庫)
民俗学の巨人が遺した日本文化の源流探究。生涯の実地調査で民俗学に巨大な足跡を残した筆者が、日本文化の源流を探査した遺稿。畑作の起源、海洋民と床住居など、東アジア全体を視野に雄大な構想を掲げる。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
1.日本列島に住んだ人びと
1.エビスたちの列島
2.稲作を伝えた人びと
2.日本文化に見る海洋的性格
1.倭人の源流
2.耽羅・倭・百済の関係
3.北方の文化
4.琉球列島の文化
3.日本における畑作の起源と発展
1.焼畑
2.古代中国の農耕
3.渡来人と農耕
書誌情報
紙版
発売日
2005年07月09日
ISBN
9784061597174
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1717
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年01月22日
JDCN
0615971700100011000Q
初出
底本:『日本文化の形成』遺稿(1981年12月そしえて刊)及びちくま学芸文庫『日本文化の形成』下(1994年4月、筑摩書房刊)を底本とした。