
大川の水・追憶・本所両国
オオカワノミズツイオクホンジョリョウゴクゲンダイニホンノエッセイ

昭和2年7月24日、芥川龍之介自殺。「ぼんやりした不安」を抱え、歪みの只中に向って移行する激動の〈時〉をうけとめた死は、大正文学の終焉を印した。初期「大川の水」「松江印象記」、遺稿「機関車を見ながら」の他「漱石山房の冬」「追憶」「本所両国」「江口渙氏のこと」「学校友だち」「身のまわり」など、知の作家芥川龍之介の内奥の柔らかな心を抽出したエッセイ59篇。
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書誌情報
紙版
発売日
1994年12月27日
ISBN
9784061963047
判型
A6
価格
定価:1,046円(本体951円)
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
著者紹介
その他: 高橋 英夫(タカハシ ヒデオ)