
百年前の報道カメラマン 磐梯山大噴火を激写
ヒャクネンマエノホウドウカメラマンバンダイサンダイフンカヲゲキシャ
百年前の大自然の驚異が、現代によみがえり、目前にせまる!
福島県・磐梯山大噴火のすさまじさを決死の覚悟で撮影した写真師・岩田善平の誇りと信念をえがく。
1888年(明治21年)7月15日、福島県の磐梯山が大爆発をおこし、ふもとの村々は大きな被害をうけ、たくさんの死者をだした。横浜で写真技術を身につけ、ふるさとの福島県・喜多方で写真館をいとなむ岩田善平は、磐梯山の異変を知ると、暗箱(カメラ)、乾板(フィルム)、三脚などの撮影機材をかかえ、現場へかけつけた。善平の目的は、写真師として現場のもようを、ありのまま見つめ、後世に記録として残すことだった。そして、その鮮明な記録は、百年後の現代によみがえった……。それは、“報道カメラマン”としての使命をはたした写真師・岩田善平の誇りと信念の結晶でもあった。
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書誌情報
紙版
発売日
1989年07月06日
ISBN
9784062044745
判型
A5
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
222ページ