名探偵の掟

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名探偵の掟

メイタンテイノオキテ

文芸(単行本)

’97年版『このミステリーがすごい!』第3位 密室トリック、首なし死体、消えた凶器……快刀乱麻の名探偵・天下一が挑む難事件。 「これぞ天下一、変幼自在の快作」 『密室宣言』を読み、手を拍(う)って以来のファンである。小林秀雄はいった、谷崎においてはマゾヒズムが(ついにもののあはれにまで到達した)と。本格推理の自虐趣味が、この『天下一シリーズ』では<をかし>の領域に行き着いた。コピーして人にも読ませたい。しかし、日本中に配るだけのコピーはとれない。それが難点だった。こうしてまとめられたのが、実に嬉しい。――北村薫


書誌情報

紙版

発売日

1996年02月15日

ISBN

9784062074001

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

308ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    プロローグ

    初出

    『小説新潮』1990年10月号(「脇役の憂鬱」前半部を改題)

  • 作品名

    密室宣言

    初出

    『小説新潮』1991年6月号

  • 作品名

    意外な犯人

    初出

    『小説新潮』1992年6月号

  • 作品名

    屋敷を孤立させる理由

    初出

    『IN・POCKET』1993年7月号

  • 作品名

    最後の一言

    初出

    『IN・POCKET』1993年7月号

  • 作品名

    アリバイ宣言

    初出

    『臨時増刊小説現代』1993年8月号

  • 作品名

    『花のOL湯けむり温泉殺人事件』論

    初出

    『臨時増刊小説現代』1993年11月号

  • 作品名

    切断の理由

    初出

    『小説現代四月増刊号メフィスト』1994年

  • 作品名

    トリックの正体

    初出

    『小説現代八月増刊号メフィスト』1994年

  • 作品名

    殺すなら今

    初出

    『IN・POCKET』1994年10月号

  • 作品名

    アンフェアの見本

    初出

    『小説現代十一月増刊号メフィスト』1994年

  • 作品名

    禁句

    初出

    『IN・POCKET』1995年3月号

  • 作品名

    凶器の話

    初出

    『IN・POCKET』1995年7月号

  • 作品名

    エピローグ

    初出

    『小説新潮』1990年10月号(「脇役の憂鬱」後半部を改題)

  • 作品名

    最後の選択

    初出

    『小説現代八月増刊号メフィスト』1995年

著者紹介

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