自己責任

自己責任

ジコセキニンイマアカスイラクコウソクトニッポン

イラクに行ったこと、やっぱりいけなかったですか?

渡航禁止が言い渡されているイラクに行って捕まったのは、自分のせい。その覚悟があるんだから、政府は人質を助ける必要なんてまったくない。こうした自己責任論が、私には、「死んで帰ってきてくれればよかったのに」そう冷たく言われているかのように聞こえた。――(本書より)

日本を震撼させたイラク人武装グループによる邦人拘束事件。被害者3人のうち、当時、最年少の18歳だった今井紀明くんが、初めて事件の全容を書き下ろす。武装グループに「ノー コイズミ」と言わされた背景、その武装グループと話し合ったイラク和平実現への道、解放後に日本大使館で受けた警察の取り調べ……。「自分は世界のために何ができるか」を考えてイラクへ向かった今井くんの心境は、拘束事件を経て何が変わり、何が変わらなかったのか――。


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書誌情報

紙版

発売日

2004年08月07日

ISBN

9784062125468

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

228ページ

著者紹介