
「感動」に不況はない -アルビオン社長小林章一はなぜビラ配りをするのか
カンドウニフキョウハナイアルビオンシャチョウコバヤシショウイチハナゼビラクバリヲスルノカ
- 著: 大塚 英樹
感動が、顧客を呼び、お店を本気にし、社員を熱くする。
55年間、驚異的に成長する高級化粧品会社 成功の秘訣を100時間語り下ろした三代目社長!
アルビオン小林章一の感動マネジメント
●返品はどんどん引き取る。お店様に犠牲を強いるメーカーの発展はありえない。
●長い目でみればきれいごとしか残らない。きれいごとを追求するため改革する。
●社員の嫌がる仕事は社長が率先垂範して行う。
●ビラ配りの効果を1%から5%にどう上げるか。それを考えるのが仕事というもの。
●1万円で売る自信がない商品は、8,000円でも売れない。
●リスクをとって今までにない商品をつくる。その感動から何かが始まる。
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目次
はじめに
第1章 なぜアルビオンは成長し続けるのか
・過去誰もが手がけなかったことに挑戦する
・デフレ不況下でも、顧客が感動する商品をつくり続ける
・チーム力発揮のコツは「オン・ザ・テーブル」
・この時代になぜ高級品が売れるのか
・リスクを冒してでも、「夢」と「感動」を与えるモノづくりを
第2章 保守したくば改革せよ
・商品増、店舗増、売り上げ増という常識を打ち破る
・共存共栄だからこそ、店舗数を減らす
・外資の全面戦争から得た改革のヒント
・アイテム数はメーカー都合の押しつけに過ぎない
・業界の常識を覆す「返品引き取り」の実施
第3章 ブランドづくりを支えるベンチャースピリット
・ブランド万能の時代は終わった
・20代、30代のお客様の変化をつかむ
・国際事業が経営感覚を育てた
・失敗のデパートだった「ソニア リキエル」
・「ブルガリ」と世にないものを問う
第4章 人間経営学
・人を動かすコツは何か
・商品を売る前に人を売り込む
・どんな人材を育てるのか
・総理が視察に来た銀座の保育所
・マインドシェアでナンバーワンになれ
第5章 小林章一という人間の育てられ方
・母は名門私立小学校に行かせなかった
・椅子で殴った母親の真剣さ
・大学時代は八百屋でアルバイト
・経営者として、父親としての小林英夫
・小林一族に生まれて
第6章 アルビオンの未来
・日本の高級品市場で圧倒的な存在になる
・アルビオン独特の感動ビジネスを世界へ
・中国市場への疑問
・「商品力×サービス力」
書誌情報
紙版
発売日
2010年12月18日
ISBN
9784062167413
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
258ページ
著者紹介
(おおつか・ひでき) 1950年兵庫県生まれ。 テレビディレクター、ニューヨークの雑誌スタッフライターを経て、1983年に独立してフリーランサーとなる。 以来、新聞、週刊・月刊各誌に精力的に執筆活動を行い、逃亡中のグエン・カオ・キ元南ベトナム大統領など、数々のスクープインタビューをものにする。 現在、国際経済分野を中心に、政治・社会問題などの分野で幅広く活躍する。 これまで500人以上の経営者にインタビューし、とくにダイエーの創業者・中内功には、83年の出会いからその死まで密着を続けた。 著書には、『流通王―中内功とは何者だったのか』『社長は知っている』『闘う社長―こんなトップの下で働きたい<8人のカリスマたち>』『柳井正 未来の歩き方』(以上、講談社)、『「距離感」が人を動かす』(講談社+α新書)など多数。