
マイページに作品情報をお届け!
わたしの木下杢太郎
ワタシノキノシタモクタロウ
- 著: 岩阪 恵子 ,
- その他: 県立神奈川近代文学館

近代を代表する耽美派の詩人でありながら、同時代の白秋・茂吉・啄木らに比べ、今日ほとんど顧みられることのない木下杢太郎。中野重治の言葉に導かれ、著者はこの不遇の詩人の作品と生涯を追い始めます。詩人としてだけではなく、皮膚病の医学者、膨大な植物画を遺した画家としても活躍した「もう一人の巨人」の全貌に、評伝の名手が迫った、極私的詩人論。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
はじめに
一 出生、少青年時代
二 東京帝国大学医科大学・皮膚科学教室時代
三 南満医学堂及び欧米留学の時代
四 名古屋・仙台時代
五 東京帝国大学時代
あとがき
主な参考文献
書誌情報
紙版
発売日
2015年09月10日
ISBN
9784062195300
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
206ページ
電子版
発売日
2015年10月23日
JDCN
0621953000100011000F
著者紹介
岩阪恵子(いわさか・けいこ)…1946年、奈良県生まれ。関西学院大学文学部卒。86年『ミモザの林を』で野間文芸新人賞、92年『画家小出楢重の肖像』で平林たい子文学賞、94年『淀川にちかい町から』で 芸術選奨文部大臣賞および紫式部文学賞受賞、2000年「雨のち雨?」で川端康成文学賞受賞。