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虚の聖域 梓凪子の調査報告書
ウツロノセイイキアズサナギコノチョウサホウコクショ
- 著: 松嶋 智左

元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。理由はふたつ。ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するが――。
☆☆☆島田荘司氏・知念実希人氏、絶賛!☆☆☆
女の本性は、最後の一行で明かされる――!
元警察官の著者が描く、元警察官の探偵・梓凪子。
扱う事件は、他人の聖域。
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元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。
理由はふたつ。
ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。
もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。
大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。
警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するが――。
責任を認めない教師、なにかを隠している姉、不可解な行動を繰り返す輝也の同級生――。
すべての鍵は、人々がひた隠しに守っている心のなかの“聖域”だった。
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第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作
ⒸChisa Matsushima
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書誌情報
紙版
発売日
2018年05月17日
ISBN
9784062210577
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
306ページ
電子版
発売日
2018年05月17日
JDCN
06A0000000000030720B
初出
この作品は、島田荘司選 第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作「魔手」を改題・加筆したものです。
著者紹介
1961年生まれ。大阪府枚方市在住。 2005年に北日本文学賞、2006年に織田作之助賞受賞。2017年、第10回福山ミステリー文学新人賞を受賞。