プレイン・イングリッシュのすすめ

プレイン・イングリッシュのすすめ

プレイン・イングリッシュノススメ

講談社現代新書

難しい単語は使わない。1つの文には1つの情報。まずアウトライン、次にディテール。受動態より能動態、否定形より肯定形。アメリカ発、実践派の明快英語による、Effective Communicationへの道案内。

「だから何なの?」と思わせない表現を――うっかり口をすべらせてしまった時などに、よく「聞かなかったことにしてください」などと言いますが、これを英語で表現するとどうなるでしょう。Just pretend that you never heard it.というのが、日本人の典型的な訳例です。この英文では、「聞かなかったふりをする」ということを相手に求めていますが、それでは「どういうふりをすればいいのか?」という素朴な疑問が生じることになってしまいます。「聞かなかったことにしてください」という表現にとらわると、なかなかこの日本文のideaがつかみにくいのですが、“Detach ideas from words.”で考えれば、要は「聞いたことを忘れてください」ということになります。これをPlain Englishで表現すると、Just forget what I said.となります。――本書より


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目次

●大統領のPlain English
●スピーチは1分間に100語で
●Plain Englishの10ルール
●発音のマスルトレーニング
●子音を長く
●音の長さと質の違いを知ろう
●Detach ideas from words
●基本動詞で生き生きした表現を
●parallelismでコントラストを出す
●一石三鳥のparaphrase
●ビジネススクールでの実践
●留学でものをいうwriting
●基本単語76

書誌情報

紙版

発売日

1994年11月16日

ISBN

9784061492257

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

1225

ページ数

218ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介